IT化について思う

今回は薬のこととは全く関係ないのですが、IT関連の情報について個人的に少し思うところを書きたいと思います。

近頃の時代の変化、特にIT関係における変化はめまぐるしいものがあると思います。
iPhoneやiPadといったスマートフォン・タブレット型端末などの登場によってそれはより加速されているのが現状ではないでしょうか。

山陰地方の人にとって、年末年始の大雪は記憶に新しいかと思いますが、
あのときこの辺り一帯は完全に交通がマヒし、孤立状態になっていました。
電車内に閉じ込められている人たちや、車の中で夜を明かす人、少し雪が解けても車はすぐにスタックするし、除雪車が来るのかどうかも分からない。
ローカルなニュースでさえも、そういった現地のリアルタイムな情報をほとんど報道してくれない始末でした。
そんななかで、唯一役に立ったのがネットからの情報でした。
twitterやmixiなどのSNSではコミュニティが出来、情報の交換が行われました。
現地では今こういう状況です、ここは未だに全く車が動けない状態です、電車は〜〜頃からようやく動きそうです、ここの道はなんとか通れそうです、さっきやっと除雪車が来ました、といった情報が頻繁にやりとりされていました。
そういった個人からの生の情報が、このとき唯一かつ最も役立つ、そして信頼できる情報であったと個人的には思っています。


今回の地震についても、発生直後、ライフラインが途絶え、電話回線・3G回線も使えなかったなかで、wi-fiの回線のみが生きており、それを介してたくさんの情報が発信され、拡散されていきました。
電話はつながらないけどもskypeならつながる、
テレビは見れないけども、Ustreamやニコニコなら見れる。
ケータイからtwitterやfacebookからの情報なら手に入る。
ラジオはないけど、ネットラジオなら聞ける。
そして、Googleや各種検索サイトなどで、安否情報や災害掲示板などがすぐさま立ち上がっていきました。
こういった状況は阪神大震災のときにはありえなかったことではないでしょうか。

ただ、あれだけの大災害になると、様々なデマや憶測だけの情報が飛び交うといったことは大きな問題になっていましたし、
さらに、そういったものを利用できる・利用している世代も人間もいまのところ限られているだろうし、ケータイはいまやかなり普及していますが、ではそのケータイを使ってネットに接続する人がどれほどいるのかを考えた場合、まだまだ割合として少ないかと思います。

しかし、ネットを使って、利用できるのが限られた人だけだったとしても、そういった情報を発信することによって、救われた命がいくつもあるであろう、ということは確かです。
色々問題点はあるにせよ、最も有用なツールの一つとして利用され、今後もますます進歩していくことでしょう。


話は変わりますが、医療業界においてはどうでしょう。
色々な書籍・参考書などが電子化され、スマートフォン一つあればそれらが参照できるという状況。
遠隔地からでも、病院との間で色々なデータがやりとりできる、
最近では、手術や各種の診断あるいは、患者とのコミュニケーションツールとしてiPadを利用しているようなところが少しずつですが増えてきているようです。

薬局においてですが、今後、最も注目されるであろうことは 電子処方箋 ではないか、と個人的には思っております。
実際香川では試験的に導入されているところがあるようです。
レセプトのオンライン化が始まったのも最近のことですし、そういったことに踏み切る日はまだまだ先のような気もしますが、
もしそれが実現されれば、患者さん側にとっても薬局側にとっても、色々とメリットが出てくるのではないでしょうか。
特に時間的な側面に対する効果は大きいように予測されます。

当薬局では、電子薬歴が導入されていますが、たしかに紙薬歴を探す手間もないし、保管する場所も必要ないし、そういった面ではメリットがありますが、
ただ電子化したことによって革新的に何かが変わったか、と言われると、いまいちこれだ!というものが今のところそんなにはないような気がしています。
その理由は、電子薬歴というものが現状それ単独でシステム構築されており、いわば閉じた世界であって、外部との接触がない状態にあるからだろうと思います。
つまり、電子処方箋など他のパーツにおいても順次電子化されていくことによって、そして、それらと繋がり、連携され、情報が共有されることによって、薬歴も電子化したことの意味をより発揮できる状態になるのではないかな、と考えます。

そして、さらに言うと、電子薬歴を早く無線化してもらえれば、さらに格段に使い勝手はよくなるのではないか、とも思っています。

5年後、10年後の世界がどのようになっているのか、素人の僕には全く想像できませんが、
医療も周りの環境に伴って、色々なことが様変わりしていることでしょう。
薬局も今のままではなくて、電子化や各種ネットにおけるツールの利用も含めて、そういった状況に合わせて一つずつ進歩していかなければならないのではないかと思う今日この頃です。


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